ゴシックアーチ

mumemo672004-11-24

 とうとうゴシックアーチまできました。今までの治療ステップは普通に総義歯を作る過程を踏んできただけです。片顎の総義歯とは言え、咬合が勝負になる...いや、片顎の総義歯だからこそ、咬合を味方につけるか、敵にするかが結果にハッキリ現れると思うので、ゴシックアーチによる顎位の補正は欠かせません。本当は調節性咬合器につけて、顆路、切歯路の調整も行うとベターなのだと思いますが、この患者さん、「だいたいでいいから、早く作って..」といった感じで、現在の吸着のない義歯も平気で使っているんですよね。あまり、こちらがこだわりすぎるのもどうかな...と思うので、今回は顆路調節は省略です。下顎の右側小臼歯が挺出していて、咬合平面を乱しているのがちょっと嫌な感じで、どう影響してくるか心配です。