新たなる挑戦

mumemo672004-11-13

 無口蓋義歯も途中だというのに、また新たなる挑戦が始まってしまいました。歯周補綴です。最近歯周科から最終補綴を頼まれた患者さんの残存歯は、歯肉は退縮し歯根もかなり露出している、動揺もすごく..グラグラです。全顎的に固定したブリッジを入れなくてはそれぞれの歯は機能しない。でも歯周科の先生の頑張りで清掃状態は良好なので厄介だ。患者さんも固定性のブリッジを強く希望している。そんな患者さんが何と2人も来たのである。
 今まで何でこのような症例がなかったのか考えてみた。自分が先に治療をしていたら、おそらく全て抜歯、あるいは消極的な根面キャップにして、有床義歯補綴になっていたのだろう。今までの自分ではブリッジでは長期予後が予想できなかったので仕方ないが、歯周補綴で歯根を活かすことも可能なのかもしれない。ドクターの技量に依存していたわけである。歯周科の頑張り、患者さんの希望もあるので、自分のステップアップのためにもチャレンジしてみようと思う。