勉強の仕方

mumemo672004-11-12

 先日も書いたように学生教育の際の学習法について、我々教員も勉強している。学習法は学生のためだけではなく、自分にも通用するものなのでおもしろい。何かを調べる際には問題点をハッキリさせ、整理することが重要であるが、次に行うことは仮説をたてることだそうだ。例えば、「せみの羽化が始まる時間帯は?」を調べようとした時に、ただ闇雲に書物を調べはじめては、読まなければいけない関係書物の量も膨大になるし、端から読んでいては眠くなるだけである。いわゆる知識詰め込み型の学習になってしまうのではないか。そんな時に仮説をたててみる。「天敵に襲われないように夜中に始まるのではないか..」そんな風に仮説をたてれば、書物のどの項目を調べれば良いか予想もつくし、仮説と違っていれば、「あっ、そういうことなのか、そんな理由があるのか」と興味をかき立てられる。「温度は関係しないのか?」と次なる疑問もわいてきて、新たなる仮説をたてて、学習は深まっていくようだ。もっともな気がする。