日本人の考え方

　こんなＣＭがありますね。
　　３＋４＝？　（日本の場合）
　　□＋□＝７　（イギリスの場合）
　これってすごい違いだと思います。日本は義務教育が徹底しているのは良いことですが、採点の容易さからひとつの答えしか導き出せないように教育されているのです。その概念はおそらく根深く頭の中にインプットされているものと思います。「７」という答えにいたるにはいろんな計算があるわけで、同じ結果を得るにもいろんな方法があるのと一緒です。しかし、日本人はそういう考え方は苦手なんです。だから教わったことしかできませんし、結果を得るためにプロセスを教わらなければ物事をすすめられないのです。（ちょっと極論？）自分で創意工夫して結果を導き出す考え方には乏しくなってしまっているのだと思います。応用がきかないんです。
　昨年からの勉強会で盛んに言ってきた、「手段ではなく、目的が重要」というのも、このことを言っているのに他ならない訳ですし、「学生気分を早く脱しよう」というのも、自分が言いたかったのは「受け身で教わるだけではなく、自分で考えよう」ということだったわけです。
　我々約四半世紀にわたって身に染み込んだ概念から脱却して、一歩成長するには心して頑張らなければいけない気がします。