CAD/CAM

mumemo672004-12-14

 昨日1保存主催の「CEREC3」の説明会を聞きました。支台歯を咬合面方向から専用のカメラで撮影(スキャン)すれば、コンピュータ上でマージン設定、歯冠形態を決めることができます。隣接コンタクト、対合歯とのコンタクトも調節可能です。単冠一本なら15分ぐらいで削り出してしまいます。適合もかなりのものでした。
 印象の必要なし、当日装着可能となると、従来の歯科治療と全く違ってきますね。
 メーカーの指示では1.2mmぐらいのショルダー形成をしなければならず、切削量が多くなることが問題です。しかし、今までのように縁下にマージンを求めず、かなりの縁上(最大豊隆部より上)にマージンを設定できるアンレーのようなものなら結構良いのかもしれません。
 歯牙破折をおこさないように歯質の切削量を減らそう..という時代に、材料の強度、精度のために、歯をたくさん削らなければいけないのは、ちょっと本末転倒ですよね。