学生時代を振り返る

　学生時代、とにかく勉強しなかったな〜。試験の前にあわてて知識を詰め込む。あわてて覚えたものはすぐに忘れる。これを知って何に応用して良いのか分からないまま、とにかく一時的に記憶する。きっといつかこの知識が役立つ日が来るのだろう．．という感じで膨大な暗記をする...そんな勉強がつまらなくて仕方がなかった。それが自分の学生時代の勉強方法。
　卒業してから患者さんを実際治療するようになり、必要に駆られて情報を集めるようになった。しかし、目的を持った勉強だったので、学生時代とはやる気も理解度も全く違った。いろんな理論、方法を一生懸命理解し、自分の治療に反映できるように、筋が通るように知識を整理する。大学院での研究、発表、論文をまとめる作業は、自分にとって足りない技術（勉強法）がたくさん分かった。今回学生教育を通して知った、「PBL」..自分がやりたかったことがちょっと見えてきた。