咬合挙上について

mumemo672004-10-18

 後輩から「勉強会で咬合挙上について取り上げて欲しい..」と申し出がありました。後輩の質問を引用(一部改変)すると、
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 咬合低下が疑われる場合、1.天然歯、2.PD、3.FD といった欠損形態や症状の有無で治療の時期や方法が異なってくると考えられる。特に天然歯での咬合挙上についてが整理できない。診断がはっきりできないから方針が分からないとも言える。
 臼歯部の欠損がなく、人工歯や咬合面レストで挙上できない場合、全顎的に補綴介入すべきか&それはいつ?という問題はとても難しい。
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とのことでした。天然歯列において咬合挙上が必要と言うことは、著しい咬耗、あるいは歯周病による歯牙移動などによって咬合の低下を招き、前歯部の突き上げが起こってくると言うことになるのでしょうか?その症例の問題点、原因をクリアにして、咬合挙上の必要性を考えていかなければいけない気がしますが、自分も全てを整理できているわけではありません。これを機会に考えていってみたいと思います。